梅酒の楽しみ方

 

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お酒に弱い人や普段お酒を飲む事がない人でも、梅酒や果実酒ならば飲めると言う人も多いです。お酒の飲み方はいろいろあります。冷やしたお酒や常温のお酒をそのままグラスに注いで飲むストレート、大きめの氷をグラスに入れて飲むロック、氷を入れたグラスにお酒を注ぎ水で割る水割り、水の代わりに炭酸で割るソーダ割り。その他にもお燗にしたり、お湯で割ったり、ジュースで割ったり。梅酒・果実酒は味が一番わかるストレートや、ロック、ソーダ割り、水割りで飲むことが多いと思います。ですが、日本酒やワインと違っていろいろな飲み方ができるのが梅酒や果実酒の魅力です。梅酒・果実酒は飲まれ方にこだわりはなく、飲み手次第で飲みたいように飲んでいい、飲み方の自由度が高いお酒です。ジュースやお茶で割ってもいいですし、飲む人の好みによってお酒の濃さも変えることもできます。また、梅酒や果実酒自体の個性の幅も広く、同じ飲み方をしてもお酒によって様々な味わいを見せるのも魅力です。

以下、梅酒も果実酒も同じように飲んでいただけます。

 

 

 ストレート 

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そのままグラスに注いで飲みます。梅酒のアルコール度数は12度前後のものが多く、お酒の飲める人は生()でも充分にいただけます。暑い時期やスッキリとした口当たりで飲みたい場合は、冷蔵庫で冷やしておくと美味しく飲めます。常温で飲んだらベースとなるお酒の旨味が自然と味わえます。酔いを軽減させたり、舌をリセットさせて、飲むごとに梅酒の味を楽しむためにも、チェイサーと一緒に飲む方がいいですね。

 

 

ロック

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ロックグラスに氷を入れて、あらかじめ冷やしておいた梅酒を注ぎます。梅酒に氷を浮かべただけの梅酒ロックは、梅酒そのものの味を楽しめます。氷を入れて馴染ませることによって、舌触りがサラリとし、梅酒の甘味と旨味を素直に味わうことができ、アルコール度数も少し下がるので、のどごしに感じる酸味の爽快感と梅本来の爽やかな風味など、梅の魅力を堪能できます。氷が溶けることで少しずつ濃度が変化しますが、大きくて角の少ない氷を使うと、氷が溶けにくく、変化の様子をじっくり味わえるのでオススメです。また、梅酒ロックにウイスキーを少したらすと、大人の雰囲気を味わえます。

 

 

水割り

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グラスに氷を入れて、梅酒を注ぎ、ミネラルウォーターを加えて軽く混ぜたら出来上がりです。水割りを作る際の梅酒と水の割合は6:4が基本です。これを基本に梅酒の味や特性や自分の好みに合わせて比率をアレンジすることもできます。ロックと同じように大きめの氷を使った方が、溶けにくく濃度も薄まりづらいのでオススメです。氷が溶けて薄まるのが嫌という方は、梅酒の比率を多めにしてもいいですね。水割りにすることでアルコール度数は薄まるので、お酒が苦手な人には水割りがいいと思います。そしてブランデーベースのものなど、味がしっかりと立っているタイプなら、水で割っても本来の味が損なわれることもないです。

 

 

ソーダ割り

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グラスに氷を入れて、梅酒を注ぎ、ソーダを加えて軽く混ぜれば完成です。ソーダ割りも水割りと同じく、梅酒とソーダのオススメの割合は6:4ですが、こちらも好みに合わせてアレンジしてもいいですね。ソーダ割りを作る際の注意点は炭酸が抜けないようにすることで、かき混ぜる際にしっかり混ぜすぎずにスプーンなどを軽く一周する程度で大丈夫です。また、ソーダは温度が上がると炭酸が抜けてしまうので、梅酒やソーダをしっかりと冷やしておくことも重要です。梅酒の甘さと炭酸の相性は抜群で、ちょっと甘めな梅酒でもソーダ割りにすることで食中酒にもなります。梅酒をトニックウォーターで割ると、梅酒自体の味を損なうことなく全体のバランスを引き締めてくれます。

 

 

お湯割り

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梅酒をお湯で割った飲み方で、梅酒とお湯の比率は1:1が美味しいとされています。お湯が熱すぎるとアルコールが揮発して梅酒の風味が飛んでしまうので、熱湯ではなくぬるめのお湯で割ると梅酒の風味を損なわずに甘味もいっそう感じられます。お湯を先にグラスに注いでぬるめにしてから梅酒を加えると失敗しません。体を温め、梅酒の持つ効用がじわじわと体の中に染み渡っていく感覚になります。体温を下げずにミネラルや糖分も補給できるので、疲労回復には梅酒のお湯割りが最適です。